MZA有明(ディファ有明〜解体)
7月10日
プロレスファンには「ディファ有明」で記憶にあると思います。
その前身、「MZA有明」。バブル期にあちこちに作られたレストラン、映画館、ライブハウス、クラブ、カフェを備えた複合娯楽施設でした。
娯楽・デートスポットとしてTVでもとりあげられました。
当時のジュリアナとかディスコやクラブもそうでしたが、空いていた湾岸の倉庫街の倉庫を豪華に改造して作られました。
これは、都内に同規模の施設を新規に作ろうとすれば、膨大な資金が必要だったための結果。なのでとても不便な場所にありましたが、そういう施設が主に湾岸にあったため「ウォーターフロントブーム」というよく言った言葉でもてはやされました。
バブル期ということもあって、元が倉庫とはいえ、無駄に豪華な内・外装が特徴でした。
MZA有明はスタンディングの大きなライブハウスがあったので、来日公演もよく行われました。
とはいえ、当時の有明は倉庫街。有楽町線の豊洲が最寄り駅で、開演の時間はバスがありましたが帰りは足がなくタクシーや徒歩(遠い)で駅まで行くという結構面倒な会場でした。
もっとも、遊びにくる人はクルマだったでしょうが。
MZA有明が閉店したのは、ウィッキによるとバブル期の他の施設同様、運営会社の経営不振とか。
その後、物流会社が、ホールの棟を物流の拠点として1999年まで契約して使用したあと格闘技会場として「ディファ有明」となりオープン。MZA時代の無駄に豪華な内装はほとんどなくなりましたが、入り口やフロアに名残がありました。
ちなみにプロレスの大会場として「田園コロシアム」があったはずなのに、いつの間にか名前を聞かなくなったので行ってみたらテニス場になってました。
主にプロレス・格闘技会場ですが、収容人数の多さからライブ会場としても塚のでれました。
閉鎖は施設の老朽化と発表されたけど、土地所有者との権利問題があったのは調べて初めて知りました。